
ピースフルリノベイト株式会社は、2025年2月に創業しました。
私はそれまで16年間会社員でした。
シンガーソングライターとしてライブ活動をしながら、住宅設備機器メーカーでショールームアドバイザーとして働いていました。
仕事はとても楽しく面白く、心から好きで、商品も会社も大好きでした。
しかし、私が「売っている」と思っていたものは単なるキッチンではありませんでした。
■「キッチンが日本を平和にする」と本気で思っていた
大げさに聞こえるかもしれませんが
キッチンが使いやすくオシャレだと料理をするのが楽しみになる
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料理を作ると家族が帰ってくる
↓
食卓を囲むと会話が増える
↓
会話が増えると幸せな家庭が増える
↓
幸せな家庭が増えれば、日本は少しずつ平和になる。
飛躍し過ぎと思われるかもしれませんが、私は本気でそう思って毎日仕事に取り組んでいました。
その気持ちが伝わっていたのか、
業務範囲を超えるご相談——間取り、動線、素材選び、子育て、時には保育園の申請まで——本当にさまざまなご相談をいただきました。
「これは〇〇さん(会社名)に聞くことじゃないんですけど、池本さん個人的にどう思われますか?」と多くの方に頼っていただきました。
一度接客すると、ご指名をいただくことが多く、
「池本さんに対応していただいたことが一生の宝物です」と本社カスタマーサービスまでお声を届けてくださる方までいました。
(S様、お元気かなぁ・・・。)
お客様との時間は、今も私の財産です。
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■それでも、心の奥に積もっていった“二つのモヤモヤ”
【1】社会課題への違和感
後半10年ほどは新築部門にいました。
毎日新築のお客様を対応しているとだんだんと湧いてくる思いがありました。
——空き家が社会問題として叫ばれているのに、
私はこのまま、新築をつくり続ける一助でいいのだろうか?
建てては壊し、建てては壊す。
スクラップ&ビルドの流れに乗るのではなく、
“今ある建物をどう活かすか”
“地域コミュニティをどう守るか”
そこに自分の力を使うべきではないか。
人口が減り、人も建物も空洞化していく未来。今までのようにコミュニティを維持するのは難しくなってきます。
建物と地域は密接に繋がっているため、空き家の増加は地域コミュニティの弱体化にもつながってしまいます。
安心安全に暮らすためには、建物の再生が欠かせない。
そう強く感じるようになったのです。
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【2】働き方の変化による物足りさ
働き方改革の流れの中で、
残業を減らす・目標は一律で降りてくる——
そんな仕組みになっていったとき、
私はふっと冷めてしまいました。
「もっと工夫したい」
「もっとクリエイティブに働きたい」
「もっと責任を持って仕事がしたい」
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■そして、運命の「入院」
立ち仕事の積み重ねで外反母趾が悪化し、
足の骨5本を切って成形し直す大手術。
片足ずつ、両足です。
寝たきりで天井を見つめているとき、
心の中でふと、こんな声が響きました。
—— “定年してから起業? 60歳からスタート?”
—— “軌道に乗るまで5年かかったとして…あれっ?それでなんぼほど社会に貢献できんねん!?”
今やらな。今。
(関西育ちの私は、独り言は関西弁なんです。すみません、慣れていただければと思います。笑)
病院のベッドの上で、2024年1月。
猛烈な勢いで起業の準備を始めました。
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■そして、ピースフルリノベイト株式会社を設立
空き家・団地・中古住宅。
地域の安全とコミュニティの力。
水回りの知識と空間デザイン。
これまでのすべてを組み合わせて、
“平和的再生”を掲げる会社をつくろう
そう決めました。
創業の経緯だけでも長くなってしまったので、
理念についてはまた別のブログでお届けします。
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■最後に——あなたの時間に、心から感謝します
一番大切なのは、時間です。
忙しい毎日の中で、
この長文を読んでくださったこと。
それは私にとって、とても大きな励ましです。
本当にありがとうございます。
Baccio!
(イタリア好きでイタリアに昔短期留学もしていたので、時々イタリア語が出てきますが
それも慣れていただければありがたいです。)
今後ともよろしくお願いします。
チャオ!
